ARミニ四駆の駆動効率見直し
今回見直しする点は3点です。1.ギヤ同士の干渉、2.プロペラシャフトの抵抗防止、3.ギヤ駆動ロス低減となります。
1.ギヤ同士の干渉
まず、見直しするべき場所がギヤとギヤの隙間です。左の写真のギヤは遊びが大きく走行中の振動により、黄色ギヤがプロペラシャフトに干渉する可能性が発生します。
ということで、ピンクギヤと黄色ギヤの隙間にスペーサーを入れ込み、ギヤの遊びを小さくし、プロペラシャフトとの干渉を無くします。
この時使用するスペーサーは、しっかりグリスを塗り込んでおきましょう!スペーサーによる駆動抵抗が発生したら本末転倒です💦
ちなみに、スペーサーは軽量プラスペーサーセットとアルミスペーサーセットがありますが、どちらでも良いと思います。今回は、アルミスペーサーを選択しました。
2.プロペラシャフトの抵抗防止
プロペラシャフトを前後させた際に、ギヤがシャーシに当たらないように写真赤丸の箇所の隙間をしっかり作っておく必要があります。
隙間の作り方はプロペラシャフトのギヤ部分をハンマーで、少し入れ込むだけです。
・・・が、入れ込みするきるとギヤの根本がシャーシに接触するので、注意が必要です。
プロペラシャフトも中空軽量プロペラシャフトに変更することで、ギヤ根本の径が小さくなるので、車体接触による摩擦抵抗を小さくできるので、おすすめです。
3.ギヤ駆動ロス低減
一見普通のギヤですが、抵抗を無くす為のちょっとした工夫をしてあります。それは、ギヤの中心軸のショートシャフトによって掛かる摩擦抵抗を限りなく小さくしています。
その方法は、ギヤの中心穴を2.5㎜のドリルで貫通手前まで空けて、中心の径を大きくします。これにより、ショートシャフトとギヤの接触面が小さくなり、摩擦抵抗を軽減できます。
青:ギヤ
橙:ショートシャフト
緑:ベアリング
赤:摩擦発生部
上に下手な絵を記載しましたが、ギヤとショートシャフトの接触部分が少ないことが分かると思います。これによって、ギヤの回転に対する抵抗を軽減できます。
更に左の写真部分でですが、車体に接触するかしないか程度の隙間しかありません。走行の振動で接触する可能性がある為、予め対策をします。
写真のようにギヤにモーター内部に使用されている絶縁ワッシャー(白くて小さい)をショートシャフトに通し次にワッシャーを入れる。これだけです。
これで、ギヤが車体に接触する可能性がなくなりました。
以上で、今回紹介した3点の駆動効率改善でARシャーシの走行効率はかなり上がったと思われます。
次回もARシャーシを効率良く走行する為のチューニングについて記事にしていきたいと思います。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。
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