MAシャーシ駆動効率見直しポイント
MAシャーシも駆動効率見直しポイントはARシャーシと同じです。
1.ギヤ同士の干渉
2.プロペラシャフトの抵抗防止
3.ギヤ駆動ロス低減
上記の内、「2.プロペラシャフトの抵抗防止」は、プロペラシャフトがMAシャーシには無いので除きます。
ということで、2点の改善を実施していきます。
ギヤ同士の干渉
モーターギヤと黄ギヤの干渉
MAシャーシのギヤ干渉について、モーターギヤと黄ギヤの隙間が狭いです。走行時の振動で接触し駆動抵抗が発生する可能性があります。・・・なので、予め対策を取ることをおすすめします。
左の写真ですが、普通に組立た(モーター軸心とモーターギヤ端部をツラにした)後の写真になります。少し見難いですが、モーターギヤと黄ギヤの隙間が狭いのが分かると思います。
左の写真は、ギヤ同士の干渉対策を実施した写真になります。
モーターギヤをコンマ数ミリ入れ込むと良いです。モーター軸心が当たりそうですが、その点は無視します。また、モーターギヤを入れ込む際は、ギヤとの噛み合わせも注視する必要があります。
※入れ込みすぎると、歯車の噛み合わせが悪くなり歯が欠けます。
黄ギヤとピンクギヤの駆動ロス低減
黄ギヤとピンクギヤが干渉することで駆動抵抗が発生します。(下の写真参照)
左の写真の矢印部分(赤線)で、黄ギヤとピンクギヤが干渉することで駆動抵抗が発生します。というのも、ピンクギヤに遊びがあり、左右に移動する為、走行中の横Gで確実に干渉します。
(前輪・後輪共に対策必要)
左の写真のように、ミニ四駆で使用されているハトメにグリスを塗って取り付けます。これによりピンクギヤの動きを制限し、黄ギヤとの接触を防止します。
(前輪・後輪共に対策必要)
黄ギヤとシャーシの干渉
サーキットを走らせた際の横Gにより、黄ギヤがシャーシの突起部分に干渉します。(下記写真参照)
左の写真は、何度かサーキットを走らせたMAマシンです。写真がぼやけていて、見難いですが黄ギヤがシャーシの突起部分に当たり削れた跡が残っています。
シャーシの突起部分は重要な部分では無いので、ヤスリで綺麗にならします。
左の写真は、突起部分を削り終えた写真になります。黄ギヤが接触しなければOKです。わずかながらの軽量化にも貢献です。
ギヤ駆動ロス低減
黄ギヤですが、ARマシンのギヤと同様に抵抗を無くす為のちょっとした工夫がしてあります。それは、ギヤの中心軸のショートシャフトによって掛かる摩擦抵抗を限りなく小さくしています。
その方法は、ギヤの中心穴を2.5㎜のドリルで貫通手前まで空けて、中心の径を大きくします。これにより、ショートシャフトとギヤの接触面が小さくなり、摩擦抵抗を軽減できます。
黄ギヤの左部分にある部品を取り付けることで、シャーシとの接触面積を小さくすることが出来ます。
ある部品ですが、ミニ四駆のワッシャーとモーターに付属している絶縁ワッシャーです。
ワッシャー、絶縁ワッシャー、黄ギヤの順で取付れば出来上がりです。
絶縁ワッシャーは、モーターを分解すると一個ゲットできます。分解にはマイナスの精密ドライバーがあれば簡単にできますが、分解を考慮した設計ではないので自己責任でお願いします。
以上で、ミニ四駆MAマシン駆動効率見直し①終了になります。
MAマシン駆動効率見直し②は↓になります。よろしければ見てください♫
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